茶術(お茶いれ勉強会)

静岡有機茶農家の会では、茶術を伝承し、お茶いれの技を追求しています。

茶産地の奥深くには、茶の葉を研究しつくしたお茶いれの技があります。当時は限られた者しか修行が許されず、伝承者の少ない茶術。茶道とは異なり、茶葉の性質と水、湯の関係に特化し、いかにその茶葉をおいしくいれるかに特化した技術です。

茶術の基本/茶葉の篩い分け
お茶の葉は、茶葉を理解することから。
5番下から1番下まで、手で茶葉を篩い分けて、そのお茶の特徴をつかみます。

合組されていないシングルオリジンのお茶の場合、1袋の中の茶葉はこのように分類されます。それぞれのパーツは、それぞれに味も香りも異なります。急須の中で順番に、それぞれのパーツを開かせていくことで感動のおいしさが引き出されます。
 

お茶いれ勉強会の様子

丹精込めて育てたお茶だから、茶農家自らが茶葉の魅力を引き出す技術を磨きます。お茶いれは、良いお茶を作るために、お茶を理解する勉強でもあります。